オバマ氏の鶴展示延長 広島の原爆資料館 来年1月まで
16年8月25日
広島市は24日、5月に市を訪れた米国のオバマ大統領から贈られた折り鶴について、原爆資料館(中区)での展示期間を来年1月まで延長すると発表した。当初は今月末までの予定だったが、入館者の増加など反響の大きさを踏まえ、5カ月延ばすことを決めた。
資料館本館では6月9日から、オバマ氏が自ら作ったという折り鶴4羽を展示中。9月以降も、オバマ氏が来館時に子どもに手渡した2羽のうちの1羽と、メッセージを記した芳名録に添えた2羽のうちの1羽の計2羽の展示を続ける。
市は、本館が耐震化工事で閉館する2月以降は「展示スペース上、難しい」などとして、延長期間を1月末までとした。市平和推進課は「秋は修学旅行シーズンでもあり、引き続き多くの人に見てもらい、『核兵器なき世界』への機運を高めたい」としている。
子どもに手渡された別の1羽は、米シカゴで広島、長崎両市が10月1~30日に開く原爆展で展示。芳名録に添えられた別の1羽は長崎市に貸し出し、同市の原爆資料館で9月3日~11月末に並べる。(水川恭輔)
(2016年8月25日朝刊掲載)
資料館本館では6月9日から、オバマ氏が自ら作ったという折り鶴4羽を展示中。9月以降も、オバマ氏が来館時に子どもに手渡した2羽のうちの1羽と、メッセージを記した芳名録に添えた2羽のうちの1羽の計2羽の展示を続ける。
市は、本館が耐震化工事で閉館する2月以降は「展示スペース上、難しい」などとして、延長期間を1月末までとした。市平和推進課は「秋は修学旅行シーズンでもあり、引き続き多くの人に見てもらい、『核兵器なき世界』への機運を高めたい」としている。
子どもに手渡された別の1羽は、米シカゴで広島、長崎両市が10月1~30日に開く原爆展で展示。芳名録に添えられた別の1羽は長崎市に貸し出し、同市の原爆資料館で9月3日~11月末に並べる。(水川恭輔)
(2016年8月25日朝刊掲載)