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2000年8月6日 平和願い野外展示 市民の写真

 20世紀最後の原爆の日、21世紀に伝えたいもの―をテーマに広島市中区で開いた1日限りの写真展「LOVE&POWER」が、5日から同区上八丁堀のギャラリーGで再現される。この12年間と向き合い、新しい一歩を踏み出すきっかけにしてもらうのが狙いだ。

 「LOVE&POWER」は2000年8月6日、市民が当時持ち寄った「幸せや勇気を感じる瞬間」の写真約1600点を中区のアリスガーデンで野外展示した。今回も同数を展示する。西区の写真家石河(いしこ)真理さんが今年1月、広島市内の保管先で写真を見つけ、企画した。

 米ニューヨークで米中枢同時テロを体験した石河さんは「平和な新世紀を夢見た12年前と、その後の差は大きいが、前向きに生きる力を得る場になれば」と話す。10日まで、無料。(渡辺敬子)

(2012年6月5日朝刊掲載)

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