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F35B岩国配備 安全性など照会 山口県・岩国市、国に17項目

 岩国市の米海兵隊岩国基地に2017年1月以降、最新鋭ステルス戦闘機F35Bを計16機配備する米国の計画を巡り、同市と山口県は25日、米国外で初めての配備となるF35Bの安全性や運用などについて国に照会した。

 福田良彦市長と村岡嗣政知事の連名で中国四国防衛局宛てに文書を送った。質問は17項目で、配備後の任務や役割▽どのような条件を基に騒音予測図を作成するのか▽安全性や事故の発生状況▽配備に伴う新たな施設整備の有無―など。回答期限は設けていない。

 F35Bの配備計画は22日、国が県市に伝達。17年1月にFA18ホーネット12機がF35B10機、同8月にAV8Bハリアー8機が同6機にそれぞれ更新される。県市は今後、国の回答や騒音予測図などを基に基地周辺住民の生活環境への影響を調べ、配備への考え方を示す。

(2016年8月26日朝刊掲載)

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