×

ニュース

山口県 三井化学事故 劣化ウラン管理精査

 岩国市は4日開会した市議会定例会で、和木町の三井化学岩国大竹工場にある劣化ウランについて、岩国市と大竹市、和木町でつくる三井化学爆発事故対策協議会でも管理面での安全対策を精査する考えを明らかにした。

 劣化ウランは200リットルドラム缶で3379本あり、1969年築の鉄骨平屋の倉庫に保管されている。市市民生活部の岩崎伸明危機管理監は、内閣府有識者会議の南海トラフを震源とする地震想定で岩国市の最大震度が6強に想定されている点を挙げ「約40年前の建物で安全が確保できるのかなど2市1町でも協議していきたい」とした。

 福田良彦市長が爆発事故の経過や劣化ウランの保管状況などを説明。それを受け、議員4人が質疑した。(大村隆)

(2012年6月5日朝刊掲載)

年別アーカイブ