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放射性廃棄物を搬出 島根原発 30キロ圏の自治体視察

 中国電力は4日、島根原子力発電所(松江市鹿島町)で低レベル放射性廃棄物を専用船に積み込んだ。船は日本原燃低レベル放射性廃棄物埋設センター(青森県六ケ所村)に向け出港した。

 廃棄物は200リットルドラム缶616本分。中電と協力会社の従業員75人が、ドラム缶を8本ずつ収めたコンテナをクレーンで専用船に搬入した。原発30キロ圏の島根、鳥取県と松江、出雲、安来、米子、境港の5市の職員計13人が視察した。

 廃棄物は1、2号機の定期検査などで出た金属製配管やゴム製ホース。いずれもドラム缶内でセメントで固めているという。搬出は2011年5月以来で14回目。搬出したドラム缶は1万8024本となった。(樋口浩二)

(2012年6月5日朝刊掲載)

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