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被爆アオギリ 学んで発信へ 文教女子大付高

 広島市安佐北区の広島文教女子大付属高の生徒が6日、被爆アオギリについて学んだ。7月に2コースを予定する修学旅行先の沖縄県とカナダで、それぞれ現地の人に紹介できるよう企画した。

 2年生約230人が参加。可部寺山青少年国際親善協議会のメンバーの神田西学さん(78)が、昨年7月に87歳で亡くなった被爆者の沼田鈴子さんの話を紹介。平和記念公園(中区)の被爆アオギリの下で、体験を語り続けた沼田さんのメッセージを伝えた。

 続いて、生徒約20人と同協議会メンバー20人で、正門前の3カ所に被爆アオギリ2世の苗木3本を植えた。

 生徒会長の2年垣内彩さん(16)は「あらためて平和について考えるきっかけになった。大きく育ってほしい」と話した。

(2012年6月7日朝刊掲載)

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