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虹のコーラス 平和歌い200回 原爆の子の像前

 生協ひろしま(廿日市市)の組合員でつくる合唱グループ「虹のコーラス」が毎月6日に平和記念公園(広島市中区)の原爆の子の像前で続けてきた歌の集いが6日、200回目を迎えた。この日もメンバーの男女11人が平和や核兵器廃絶を願い、歌声を響かせた。

 11人はギターとフルートの伴奏に合わせ、平和や反戦への思いがこめられた7曲を熱唱。修学旅行生たちが足を止めて聞き入っていた。

 虹のコーラスは1986年に結成。集いは95年9月、フランスが実施した核実験がきっかけだった。翌10月から広島に原爆が投下された日にちなみ、毎月6日に集いを開いてきた。現在、20~70代の約30人が活動する。

 代表で被爆者の大前昌枝さん(79)=東区=は「一人でも多くの人に平和の尊さを伝えるため、歌い続けたい」と思いを新たにしていた。(田中美千子)

(2012年6月7日朝刊掲載)

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