×

ニュース

米国の「視察も視野」 F35B配備 岩国市長、騒音確認へ意向

 岩国市の福田良彦市長は26日、同市の米海兵隊岩国基地に配備計画がある最新鋭ステルス戦闘機F35Bについて、「国外の視察も視野に入れたい」と述べ、米国を訪れて騒音などを実機で確認したいとの意向を示した。

 この日、市役所であった記者会見で答えた。F35Bを巡っては22日、2017年1月と同8月に計16機が岩国基地に配備される米国の計画を、国が県市に伝えた。

 外務、防衛両政務官との会談で、福田市長は米国外で初配備となるF35Bの飛行状況を国内で確認できるかどうか質問。国側は「米本土で運用されており国内は非常に難しい」と答えていた。

 現在、F35Bは米アリゾナ州ユマ基地に所属。福田市長は会見で「これまでも実機を視察して(市民生活への影響を)判断してきた。国が協議していると思うが、(国外での視察になっても)柔軟に対応したい」と述べた。(野田華奈子)

(2016年8月27日朝刊掲載)

年別アーカイブ