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高校生が核廃絶議論 IPPNWがユースサミット

 広島市で8月24~26日にある核戦争防止国際医師会議(IPPNW)世界大会で、IPPNW日本支部は世界各国の高校生が核兵器廃絶について話し合うユースサミットを開く。20回目を迎える世界大会で10代による会議の開催は初めて。

 サミットは大会中日の25日、広島国際会議場(中区)である。参加者は「核兵器はなぜなくならないのか―広島で考えよう」をテーマに議論。日本、米国のほか、インドやブラジル、スウェーデンなどからの参加が予定されている。

 7日、広島市役所で会見したIPPNW世界大会の柳田実郎実行委員長は「被爆のことをきっちり語れる高校生は少ない。1人でも多くの若者に興味を持ってもらい、リーダーシップを発揮する機会にしてほしい」と話した。

 日本の参加者は、事前の学習会などを通じて高校生数人を選ぶ。学習会は広島を拠点に脱原発を訴える詩人アーサー・ビナードさんがアドバイザーを務める。

 学習会は16日午後3時からと、7月30日午後1時からの2回あり、いずれも広島医師会館(西区)で。無料。電話や電子メールなどで申し込む。事務局Tel082(232)7211。(二井理江)

(2012年6月8日朝刊掲載)

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