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美保基地に米給油機 防衛省方針 島根・鳥取県に説明

 防衛省は、新たな空中給油機に選定した米大手航空機メーカー・ボーイングのKC46Aを航空自衛隊美保基地(境港市)に配備する方針を固め、島根、鳥取両県などに30日、事前説明した。

 中国四国防衛局の菅原隆拓局長らが両県庁などを訪れた。KC46Aは米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイを含めた主な米軍機への給油が可能で、3機を導入するという。2020年度以降、美保基地に配備する方針だが、数は未定。

 配備に向け、航空自衛隊の全基地を調査。奄美諸島や沖縄県などの南西地域の防衛強化、導入に必要な敷地面積や設備の整備などで、美保基地を「最適地」と判断したという。

 防衛省は9月8日、両県などに、配備に向けた協議を文書で正式に申し入れる。30日は美保基地に配置している第41教育飛行隊を20年度に他の基地に移動させる考えも説明した。(川崎崇史)

(2016年8月31日朝刊掲載)

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