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英の生徒 被爆証言に涙 原爆資料館も訪れる

■記者 桑島美帆

 英国ドーセット州立ハイクリフ校の生徒12人が24日、広島市中区の原爆資料館を見学、碑巡りをしたほか、中国新聞社で被爆者の松島圭次郎さん(79)らの話を聞いた。

 23日から約2週間の日程で広島城北中・高(東区)に短期留学している13-16歳の生徒たち。

 爆心地から約2キロ地点で被爆した松島さんは、被爆直後の様子を英語で証言。「英国も核を持っている。みなさんの手で、止めてほしい」と訴えた。

 涙を流しながら聞いていたルーシー・ブッシュさん(16)は「広島のたくさんの人の苦しみが伝わってきた。核開発競争はばかげている。できるだけ多くの人にこの話を伝えたい」と話した。

(2008年10月25日朝刊掲載)

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