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中学の部最優秀 盈進(福山)の前原さん 永井隆平和賞

 雲南市は、長崎市で被爆し被爆者救護などに尽くした永井隆博士(1908~51年)を記念し、作文や小論文を募集した「永井隆平和賞」の入賞21点を発表した。中学の部最優秀賞は盈進中(福山市)3年の前原未来さんが受賞した。11日、雲南市三刀屋文化体育館で発表式典がある。

 前原さんの受賞作は「私の核廃絶~曽祖父といっしょに」と題した作文。被爆した曽祖父をしのび、核兵器廃絶に向けた署名活動への思いをつづった。

 同賞は博士が幼少期を過ごした旧三刀屋町が91年に創設。合併後は雲南市が継承した。5部門で愛と平和への考えやメッセージを募ったことしは19都府県から1392点の応募があった。

 午後1時からの発表式典では、永井博士の母校飯石小を4月に統合した三刀屋小と、永井博士が作詞した「あの子」を第二の校歌として歌い継ぐ長崎市の山里小の姉妹校調印式などもある。他部門の最優秀賞は次の皆さん。(敬称略)

 小学低学年 和泉樹音(雲南市掛合小)▽同高学年 龍谷南(同市三刀屋小)▽高校 作原愛理(盈進高)▽一般 錦織博子(雲南市)

(2016年9月2日朝刊掲載)

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