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日本遺産 感動と共感を 呉で祝賀会 「市内外に発信へ」

 広島県呉市は4日、市内のホテルで旧海軍鎮守府が置かれた都市として日本遺産に認められたことを記念する講演会と祝賀会を開いた。

 企業や観光団体、市などの関係者たち約300人が出席した。小村和年市長は「歴史遺産が産業の基盤となり、市民生活を支えている。これを継承し、市内外に発信したい」とあいさつした。

 日本観光振興協会総合調査研究所の丁野朗所長は、日本遺産を活用したまちづくりについて講演。「観光客を引きつけ、感動と共感を与えることが大切だ。地域資源の活用は次世代の新たな産業や雇用を生み出す」と呼び掛けた。

 明治期に旧海軍鎮守府が置かれた呉市はことし4月、神奈川県横須賀、長崎県佐世保、京都府舞鶴の旧軍港3市と合わせて日本遺産に認定された。(浜村満大)

(2016年9月5日朝刊掲載)

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