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碓井静照氏の功績しのぶ 広島で「お別れの会」

 広島県医師会長、核戦争防止国際医師会議(IPPNW)日本支部長を務め、5月9日に74歳で亡くなった碓井静照氏の「お別れの会」が9日、広島市中区のホテルで開かれた。日本医師会の横倉義武会長たち、医療や行政関係者約1200人が参列。温厚な人柄や被爆者支援の功績をしのんだ。

 県市の両医師会が主催した。広島大の浅原利正学長は「地域医療に多大な貢献をされ、核兵器のない世界の実現を目指して尽力された。広島の大切な人材を亡くした」と悼んだ。参列者は市で8月に開かれるIPPNW世界大会の成功などを誓い、花をささげた。

 碓井氏は2004年、県医師会長に就任。ことし4月から5期目を務めていた。(衣川圭)

(2012年6月10日朝刊掲載)

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