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広島の復興 活写 明田弘司追悼展 泉美術館で開幕

 「追悼写真展 写真家明田弘司の昭和」が8日、広島市西区の泉美術館で始まった。戦後の広島の復興をカメラで追い続け、昨年8月に92歳で亡くなった明田弘司さんの足跡をたどる。同館と中国新聞社の主催で10月16日まで。

 1948年、現広島市中区で写真工房を開いた明田さん。52年から広島の復興を本格的に記録し始めた。展示は120点。おかっぱ頭や丸刈りの子どもたちの笑顔が明るい。広島市街のほか宮島、呉、尾道などの瀬戸内の風景も、昭和の時代を色濃く映す。

 呉市生まれ。生涯で5万点以上を残した。初日から多くの人が来場し、地元広島の記録に見入った。9月19日と10月10日を除く月曜休館。(上杉智己)

(2016年9月9日朝刊掲載)

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