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北朝鮮核実験 座り込み抗議 下松で被爆者ら

 北朝鮮の5度目の核実験に抗議する集会が13日、下松市役所前の広場であった。市職員労働組合などでつくる「核兵器をなくし平和を願う市民集会」実行委員会の主催。市内の被爆者や組合員たち約40人が参加し、約20分間座り込みをした。

 市職労の末岡寛之副委員長(37)が「北朝鮮の核実験は平和への願いを発信し続ける人々の思いを踏みにじるもの。強く抗議する」とあいさつ。参加者は「核兵器の開発と保有、使用は断じて容認できない」という、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長宛ての抗議文を採択し、北朝鮮の国連大使に郵送した。

 参加した市原爆被害者の会の金近衛会長(73)=同市生野屋西=は「微力ながら今後も核兵器廃絶の訴えを続けていきたい」と力を込めた。

(2016年9月14日朝刊掲載)

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