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真珠湾記念館で平和な世界訴え 広島市長

 広島市の松井一実市長は14日の記者会見で、今月7~12日に姉妹都市の米国ハワイ州ホノルル市を訪問した際、旧日本軍による真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するアリゾナ記念館で、広島市長として初めてスピーチしたことを明らかにした。

 松井市長は8日に記念館を見学し、花をささげた。来場者約100人を前に、松井市長は「日米の戦争はパールハーバーで始まり、広島・長崎の市民が大きな犠牲を払う結果となった」と両市のつながりを強調した。

 その上で「和解による平和が、今こそ求められている」と訴え、「和解によって平和な世界を実現することを誓いたい。皆さんにも誓っていただきたい」と呼び掛けたという。

 記念館は太平洋戦争開戦の舞台となったオアフ島の真珠湾国立公園にあり、沈没した戦艦アリゾナの上に立つ。

(2012年6月15日朝刊掲載)

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