原爆ドーム前 ヤナギ折れる 広島市、撤去へ
16年9月21日
広島市中区の世界遺産、原爆ドーム前の河岸を緑で彩ってきたシダレヤナギが折れた。樹勢の低下や風雨が影響したとみられ、管理する市は近く撤去するという。
市緑政課によると、18日朝、市民から「折れている」と、通報があった。同課の職員が確認したところ、高さ約3メートルの幹が中ほどで折れ、元安川側へ倒れていた。内部が腐り、保存は難しいと判断した。
戦後、一帯の緑化のために植えられ、樹齢は50年程度とみられる。ドーム前でボランティアガイドを続ける被爆者の三登浩成さん(70)=府中町=は「何年も前から弱り、心配していた。景観を形づくってきただけに回復してほしかった」と残念がった。
(2016年9月21日朝刊掲載)
市緑政課によると、18日朝、市民から「折れている」と、通報があった。同課の職員が確認したところ、高さ約3メートルの幹が中ほどで折れ、元安川側へ倒れていた。内部が腐り、保存は難しいと判断した。
戦後、一帯の緑化のために植えられ、樹齢は50年程度とみられる。ドーム前でボランティアガイドを続ける被爆者の三登浩成さん(70)=府中町=は「何年も前から弱り、心配していた。景観を形づくってきただけに回復してほしかった」と残念がった。
(2016年9月21日朝刊掲載)