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核廃絶へできることを 国際平和デー 被爆者や若者訴え 広島市中区

 国際平和デーの21日、広島平和文化センターは、広島市中区の平和記念公園で核兵器廃絶を訴える記念行事を開いた。被爆者や高校生たち約30人が参加した。

 県被団協の坪井直理事長(91)、もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(71)たち4人が原爆慰霊碑に献花。平和首長会議(会長・松井一実広島市長)が目指す2020年までの廃絶を訴える横断幕を掲げた。正午に「平和の鐘」を鳴らし全員で黙とうした。

 廃絶を求める署名を集めている広島女学院高2年和田優里香さん(17)=東区=は「争いがなくなればと願った。オバマ米大統領の広島訪問で『核兵器なき世界』に関心が向く中、署名などの活動の場を広げたい」と話していた。

 国際平和デーは1981年、国連総会の開会時期にちなんで定められた。(水川恭輔)

(2016年9月22日朝刊掲載)

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