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国の報告案に質問状送付へ 「黒い雨」連絡協

 広島県「黒い雨」原爆被害者の会連絡協議会は15日、同県安芸太田町で臨時役員会を開いた。原爆投下直後の「黒い雨」の被害で国の援護対象となる指定地域について、厚生労働省の検討会が地域拡大に否定的な報告書案を示したのを受け、検討会に公開質問状を送ることを決めた。

 高野正明会長たち11人が出席。広島市などが拡大を要望する地域について、報告書案が「原爆放射線による健康影響の根拠は見いだせない」などとしているのに対し、質問状ではその理由などをただす方針。近く質問内容をまとめて公表するという。

(2012年6月16日朝刊掲載)

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