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韓国医師ら10人 被爆者医療学ぶ HICARE研修

 広島県や広島市などでつくる放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)が招いた韓国の医師たち10人が26日、広島市内で研修を始めた。29日までの4日間、放射線被害や被爆者医療について学ぶ。

 韓国原子力医学院(ソウル市)など6医療機関の医師や看護師たち10人が県庁を訪問。県被爆者支援課の八幡毅課長から「被爆者の高齢化が進み、居住地域での医療がより大切になっている」と説明を受けた。世界の核被害者支援のため専門医の派遣などに取り組むHICAREの紹介映像も視聴した。

 一行は期間中、放射線影響研究所(南区)や広島赤十字・原爆病院(中区)などで、放射線の人体への影響、被爆者の医療や健診について学ぶ。韓国原子力医学院の朴修哲(パク・スチョル)医師(45)は「治療の内容や後障害への支援の在り方を学びたい」と話していた。

(2016年9月27日朝刊掲載)

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