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オバマ大統領から礼状 広島市と中国放送 贈呈の漫画

 広島市と中国放送(中区)が先進7カ国(G7)首脳らに贈った「まんがで語りつぐ 広島の復興」の英語版に対し、オバマ米大統領の礼状が26日、中国放送宛てに届いた。

 礼状は英文で「国境や文化を超えてつながり、理想を強く持ち続けることで、さらなる平和と繁栄の未来へ向かうことができる」などと言及。末尾にオバマ氏のサインが添えられている。

 「まんがで語りつぐ―」は、被爆後の復興に尽くした広島市民の姿を描く。中国放送の企画で昨夏刊行し、今年3月に「Hiroshima’s Revival」と題した英語版を発行。5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で来日した各国首脳ら計20人に「広島への理解を深めてもらいたい」と外務省を通じて贈った。

 礼状はこれまでに、カナダの首相や欧州連合(EU)の欧州委員長からも届いているという。(林淳一郎)

(2016年9月27日朝刊掲載)

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