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もんじゅ廃炉方針 核燃料サイクル「国は代替案を」 松江市長

 政府が高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)について廃炉を前提に抜本的に見直す方針を決めたことに、松江市の松浦正敬市長は27日、「国に代わりとなる核燃料サイクルの方針を出してほしい」と述べた。

 松浦市長は会見で「もんじゅとプルサーマルによる核燃料サイクルは原子力政策の中核。国策ならば、国に責任を持ってやってほしい」との見解を提示。「もんじゅがなくても核燃料サイクルを確保できるのであれば良いが、これまでに方向性が示されていない」と国に説明を求めた。

 中国電力島根原発(同市鹿島町)では、長期停止前に、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を燃やすプルサーマルの導入を予定していた。

(2016年9月28日朝刊掲載)

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