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給油機配備方針で意見交換会 住民、騒音など不安視 飛行ルート 松江市八束

 中国四国防衛局は26日夜、航空自衛隊美保基地(境港市)に配備する方針を決めた空中給油機KC46Aについて、飛行ルートに当たる松江市八束町の八束地区自治会連合会(安部吉輝会長)と意見交換会を開いた。

 市八束支所であった会には、約20人が出席した。防衛局側から、2020年度以降、同機を配備する方針を今月8日、島根、鳥取両県に正式に伝えたことなどの説明を受けた。

 住民からは、「今まで事故は起きていないか」「震動で眠れないこともある。機体が大きいと圧迫感がある」など安全性や騒音を不安視する質問や意見が出た。安部会長は「境港、米子市と同様に、国の交付金対象となる特定防衛施設関連市町村への指定を考えてほしい」と話した。

 松江市の松浦正敬市長は27日の会見で「地元の意見を踏まえて結論を出す。立地自治体と同じ危険性を負うので、交付金対象の自治体指定を国に求めたい」とした。(西村萌)

(2016年9月28日朝刊掲載)

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