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広島大生をIAEA派遣 HICARE 3ヵ月インターン

 広島県や県医師会などでつくる放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)は10月1日から3カ月間、広島大医学部医学科4年の久冨修さん(23)=写真・広島市南区=をオーストリア・ウィーンの国際原子力機関(IAEA)にインターンとして派遣する。

 人材育成などに関する、IAEAとの連携事業の一環。IAEA原子核科学・応用局に所属し、国際会議の準備▽書類や科学記事執筆のための文献調査▽他機関から会議に参加する専門家との交流―などに取り組む。久冨さんは「被曝者医療や放射線関係でどんな研究が重視されているかや、国際的な仕事の進め方などを学び、将来に生かしたい」と意気込んでいる。

 HICAREは2010年、被曝者医療の担い手育成などで協力する覚書をIAEAと締結。14年に国内2カ所目の「IAEA協働センター」に指定された。インターンの派遣は13年に始まり3人目。(明知隼二)

(2016年9月29日朝刊掲載)

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