ニュース

　瀬戸内海にも生息するスナメリへの理解を深める講座が１０月１日午後１時から、山口県上関町の町総合文化センターである。大学教授や水族館の学芸員たち４人が、生態や保護の必要性について語る。同町の住民グループ「上関の自然を守る会」の主催。無料。

　講演とパネルディスカッションがある。鯨類の資源解析が専門の白木原国雄・東京大教授は、瀬戸内海のスナメリの分布を説明する。学芸員たちは、救護の仕方や音響による調査手法を紹介する。守る会は「上関周辺の海域は、生息数がまだ多い。保護の機運を高めたい」としている。守る会Ｔｅｌ０９０（８９９５）８７９９。

（２０１６年９月２９日朝刊掲載）