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「原爆の傷」描く 『純愛物語』を上映

 広島市映像文化ライブラリー(中区基町)は、23日午後5時半から、「純愛物語」上映会&市立大の出張講座を館内で開く。

 「純愛物語」は、今井正監督の1957年の作品。広島で被爆したすりの少女と、恋人の少年が世間の冷たい風の中で懸命に生きる姿を描いたラブストーリー。ベルリン国際映画祭監督賞に輝いた。江原真二郎、中原ひとみ、岡田英次、木村功ら出演。水木洋子脚本。130分。

 上映に先立ち、講座がある。市立大の柿木伸之准教授(哲学)が「『純愛』が照らし出す原爆の傷」をテーマに30分程度話す。

 読書や映画・美術鑑賞を通じて学生が幅広い教養を身に付けることを目指す市立大「いちだい知のトライアスロン」との連携事業。一般参加も歓迎。無料。定員169人。要申し込み。Tel082(223)3525。

(2012年6月18日朝刊掲載)

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