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庄野直美さん偲ぶ会 広島

 原爆被害の研究と平和運動に貢献した理論物理学者で被爆者の広島女学院大名誉教授の庄野直美さんを偲(しの)ぶ会が30日午後1時から、広島市南区大須賀町のホテルニューヒロデンで開かれる。

 庄野さんは九州帝国大(現九州大)在学中、原爆投下3日後の広島市に入って被爆。広島大助教授、広島女学院大教授などを歴任した。1985年には全国から募った寄付を基に「ヒロシマ・ナガサキ平和基金」を設立。2005年まで理事長を務め、平和活動に取り組む団体や個人への助成を続けた。「ヒロシマは昔話か」など著書も多い。2月に86歳で亡くなった。

 偲ぶ会は、長年親交のあった広島大の葉佐井博巳名誉教授や広島女学院の黒瀬真一郎理事長らが発起人となって参加を呼び掛けている。会費6千円。20日までに申し込む。Tel082(223)7226(世話人の石丸紀興さん。ファクス兼用)

(2012年6月18日朝刊掲載)

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