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上関埋め立て免許延長 山口県内3団体 返上・中止訴え 中電に申し入れ

 中国電力が8月に上関原発(山口県上関町)の建設予定地で山口県から公有水面埋め立て免許の延長申請を許可されたのを受け、山口県内の市民グループ3団体は4日、免許を返上し、建設を中止するよう中電に申し入れた。

 上関の自然を守る会(同)の高島美登里代表が広島市中区の中電本社で広報部門の担当者に申し入れ書を提出した。担当者は「電力の価格安定、地球温暖化防止の観点から上関は重要な電源。返上、中止は考えていない」と説明した。

 高島代表は、上関地区の希少な動植物を紹介する冊子も提出し「追加調査をして確認してほしい」と訴えた。担当者は工事再開前に調査する考えを示した。

(2016年10月5日朝刊掲載)

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