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騒音測定へ試験飛行 22日美保基地周辺 給油機と類似機 境港

 中国四国防衛局は4日までに、2020年度以降に航空自衛隊美保基地(境港市)へ配備する方針の空中給油機KC46Aについて、類似機KC767のデモフライトを22日に同基地周辺で実施することを明らかにした。

 島根、鳥取両県が、騒音の影響測定のため要請していた。同防衛局によると、飛行は午前9時半~午後3時半の間、2回予定。C1輸送機も飛行させ、騒音を比較できるようにする。KC767は空自小牧基地(愛知県小牧市)所属。KC46Aと同じく、米大手航空機メーカー・ボーイング767を母機として改良している。

 島根県議会総務委員会で防衛局企画部の宮川均部長が説明。「地元の理解を得るため、方策を尽くしていく」と理解を求めた。委員からは「輸送基地としての美保基地の位置づけは変わらないか」との確認が相次いだほか、国の交付金がある特定防衛施設関連市町村への松江市の指定を求める声も出た。(小林正明、秋吉正哉)

(2016年10月5日朝刊掲載)

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