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花と緑 被爆70年に彩り

 広島市は18日、花と緑の広島づくり推進本部(本部長・松井一実市長)の初会合を市役所で開いた。被爆70年の2015年に向け、花と緑で街を彩るのが目的。特に、市中心部と宇品港周辺(南区)の両エリアを重点地区と位置付け、市民、企業と連携を深める。

 松井市長や局長級以上の市幹部たち16人が参加。松井市長は「欧州の都市のように、市民が花で街を彩る機運を広島で醸成したい」と意気込んだ。

 重点地区には、JR広島駅や紙屋町・八丁堀地区を含めた市中心部と、宇品港がある臨海部を指定した。市が公園や道路沿いにプランターを並べる。水やりや管理への協力を周辺の市民や企業に依頼。自宅や社屋にも花を飾ってもらえるよう働き掛ける。

 このほか、花壇作りや緑化に取り組む住民団体や企業、花の生産・販売業者とのネットワーク化も進める。花に関するイベントの後押しや、各区を象徴する花と木の公募なども検討する。(胡子洋)

(2012年6月19日朝刊掲載)

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