×

ニュース

地雷反対活動 振り返る ノーベル平和賞 ホワイト氏 広島県庁で15日講演会

 ノーベル平和賞を1997年に受賞した非政府組織(NGO)の連合体「地雷禁止国際キャンペーン」(ICBL)のジェリー・ホワイト氏(53)の講演会が15日午後2時~3時半、広島県庁である。対人地雷の非人道性を訴え、禁止条約締結を実現させた活動を振り返り、社会や人々の価値観を変えるために必要なポイントを話す。

 ホワイト氏はイスラエルの大学に留学中の84年、地雷で片足を失った。卒業後、戦争犠牲者の生活復帰を支援する団体「地雷サバイバーネットワーク」を共同創設。ICBLでも中心的な役割を担った。被害をどう乗り越え、地雷をなくす活動につなげたかや、活動を国際的に広げる手法を紹介する。

 ホワイト氏が14、15の両日に広島市中区で開かれる「国際平和のための世界経済人会議」に出席するのに合わせ、県立広島大などが主催する。対象は高校生以上。定員200人で無料。同大国際交流センターに電子メール(puh‐ie‐s@pu‐hiroshima.ac.jp)かファクスで14日までに申し込む。同センターTel082(251)9607。(根石大輔)

(2016年10月6日朝刊掲載)

年別アーカイブ