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平和公園の灰皿・喫煙ブース 18年4月までに撤去 広島市長

 広島市中区の平和記念公園内を全面禁煙にする改正条例の成立を受け、松井一実市長は5日の記者会見で、2018年4月の施行日までに、公園内の灰皿と喫煙ブースを撤去する考えを示した。

 公園内には現在、灰皿が3基、喫煙ブースが一つある。松井市長は「禁煙対策が円滑に施行されるよう対処したい。(灰皿などが)あっても無意味な物になる」と述べた。

 喫煙ブースは14年8月に、中国たばこ販売協同組合連合会(中区)から寄贈を受けて設置しており、市は今後、撤去時期などを協議する。

 先月30日の市議会本会議で、改正「市ぽい捨て防止条例」が議員提案により成立。現在は、市中心部の喫煙制限区域のうち灰皿がある場所は規制対象外だが、平和記念公園の屋外に限り、18年4月から灰皿の有無にかかわらず全面禁煙になる。違反者は千円の過料が徴収される。(和多正憲)

(2016年10月6日朝刊掲載)

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