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廃棄物作業再開へ 原発に島根県など立ち入り調査

 中国電力が島根原発(松江市鹿島町)の低レベル放射性廃棄物をドラム缶にモルタルで固定する作業を近く再開するのを受け、県と同市は6日、安全協定に基づき同原発への立ち入り調査をした。

 原発30キロ圏の2県6市のうち、鳥取県と安来、雲南、米子の3市の担当者を含め、計13人が敷地内の管理事務所を訪問。同原発の北野立夫所長から、虚偽記録問題への再発防止策などの説明を受けた。

 中電は作業再開に当たり、流量計を新品に交換。稼働前の点検や、表を作成して実績を管理するなどの手順を定めた。県などの担当者は機器の据え付け状況や製造番号、点検記録をチェックした。

 島根県原子力安全対策課の奈良省吾課長は「確認した範囲では問題は認められなかった」と話した。

(2016年10月7日朝刊掲載)

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