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平和な未来へ 努力誓う 広島 JC全国大会が閉幕

 日本青年会議所(JC)全国大会は9日、広島市中区の広島国際会議場で閉会式を開き、全日程を終えた。原爆投下から復興した広島の地で、4日間で約1万5千人の会員たちが交流した。

 全国のJC理事長を中心に約700人が参加。日本JCの山本樹育(しげなり)会頭(39)は「71年前の(原爆の)犠牲者に日本の将来は安泰だと答えられるよう、この大会を、各地を変える起点にしよう」とあいさつした。大会を主管する広島JCの高見仁理事長(40)が「復興は先人の力と感じてもらえたと思う。平和とは何か心に留めてほしい」と締めくくった。

 毎年秋の日本JCの全国大会が、広島市で開催されるのは31年ぶり4回目。期間中に各JCがこれまでの活動を報告。原爆資料館(中区)の見学や講演会を通じて交流を深め、来年の役員人事を決めた。(堀晋也)

(2016年10月10日朝刊掲載)

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