×

ニュース

情報提供 国に要求を F35B 住民団体 岩国市に申し入れ

 山口、広島両県の住民でつくる「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」は11日、岩国市の米海兵隊岩国基地に来年配備される計画がある最新鋭ステルス戦闘機F35Bについて、安全性や騒音に関する一層の情報提供を国に求めるよう市に申し入れた。

 桑原清共同代表たちが市役所で、高田昭彦基地政策担当部長に文書を手渡した。2014年に火災事故を起こした空軍仕様のF35Aの技術的改善策の公表▽住民説明会の開催▽騒音予測の基になった資料の公開―を国に求めることなどを要望している。

 高田部長は、配備計画を巡り国が9月の市議会全員協議会で説明した内容を精査し、疑問点を再質問する考えを示した。住民説明会については「配備は機種変更であり、現時点で国に要望する考えはない」とした。(松本恭治)

(2016年10月12日朝刊掲載)

年別アーカイブ