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核廃絶への署名 広がりに手応え 平和国際会議 佐久間氏報告 広島

 ドイツの首都ベルリンであった軍縮や平和に関する国際会議に参加した県被団協の佐久間邦彦理事長(71)=広島市西区=が帰国し、14日、市役所で記者会見をした。核兵器の禁止、廃絶を目指す国際署名の広がりへ手応えを語った。

 会議は平和団体の国際平和ビューロー(IPB)が9月30日~10月3日に開き、75カ国の約1100人が参加。佐久間理事長は日本原水協の代表団(7人)の一員として核兵器廃絶をテーマにした分科会に臨み、日本被団協の提唱で始まった国際署名を説明した。

 ボン、フランクフルト両市の学校でも高校生に被爆の実態を語った。代表団は滞在中、約300人の署名を集めたという。佐久間理事長は会見で「日本に比べ核兵器への問題意識が浸透していないようだったが、被爆の実態を説明すると進んで署名に協力してくれた」と話した。

(2016年10月15日朝刊掲載)

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