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原爆死没者 松江で慰霊 200人が参列

 島根県内の原爆死没者を悼む慰霊式が19日、松江市学園南の北公園原爆慰霊碑前であった。被爆者や遺族、近くの母衣小児童ら計約200人が参列した。

 2015年の式以降に亡くなるなどした9人の死没者名簿を奉納。黙とう後、広島で被爆した県原爆被爆者協議会の原美男会長(89)=松江市玉湯町=は「いかなることがあっても3発目の核爆弾使用を許してはいけない」と力強く述べた。

 母衣小の6年生69人は「戦争の悲惨さを伝え、平和を願い続ける」と決意を披露し、思いを込めて合唱した。16年3月末現在、県内の被爆者は1133人で平均年齢は86・06歳。

(2016年10月20日朝刊掲載)

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