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岩国市長 米視察へ F35B情報収集

 岩国市は20日、2017年1月以降、米海兵隊岩国基地へ配備される計画の最新鋭ステルス戦闘機F35Bについて、福田良彦市長が24日(現地時間)に米アリゾナ州の米海兵隊ユマ基地で視察すると発表した。米国外で初配備となる機種の情報を収集し、受け入れの判断材料の一つとする。

 22~27日の日程。福田市長のほか外務、防衛両省の職員たちも同行する。24日は、F35Bの運用状況や安全性について基地側から説明を受け、可能であれば騒音測定もする。ユマ市幹部との面談も調整中という。

 福田市長は20日、報道陣に対し「米国まで調査に行く例は全国でもあまり例がないと思う。有意義な視察にしたい」と話した。

 配備計画は8月22日、外務、防衛両政務官が「機種更新」として山口県と市に伝達。福田市長は「実機を見て飛行状況や騒音などを確認したい」と国側に求めていた。9月27日の市議会全員協議会でも、議員から国や市による現地視察の必要性が指摘され、外務省を中心に日米間で調整が続いていた。(野田華奈子)

(2016年10月21日朝刊掲載)

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