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被爆遺構 活用考える 平和公園で30日集会 広島市中区

 今の広島市中区の平和記念公園一帯にあって、原爆で壊滅した旧中島地区の町並みの遺構の保存・活用を考える集会が30日午前9時半~正午、園内の原爆資料館東館地下1階である。市による同本館敷地の発掘調査で建物跡や生活用品が出土しているのを受け、市民団体が企画した。

 旧中島地区の理髪店で育った浜井徳三さん(82)=廿日市市=が、繁華街だった被爆前の町の様子を証言。畑口実・元原爆資料館長、被爆建物に詳しい石丸紀興・元広島大教授たちが遺構や出土品の価値、原爆被害を伝えるための活用策を語る。

 被爆建物の見学会などを開いている市民団体「廣島(ひろしま)・ヒロシマ・広島を歩いて考える会」が主催。発掘調査の範囲拡大や遺構の保存・公開へ、機運醸成を図る。参加料は300円。同会Tel090(6432)5054。(水川恭輔)

(2016年10月24日朝刊掲載)

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