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上関原発反対 800人デモ行進 3団体が主催

 中国電力上関原発建設計画に反対する「反原発デー県民集会」が22日、山口県上関町の町総合文化センターであった。26日の原子力の日に合わせ、同町祝島の「上関原発を建てさせない祝島島民の会」など3団体が開催。約800人(主催者発表)が参加した。

 団体代表や弁護士のあいさつでは、8月に予定地の公有水面埋め立て免許の延長を許可した山口県に批判が集中。「政府も方針を示していない新規立地に、県がかじを切った」「安全性に向き合わず、国にげたを預けた」の声が上がった。

 島民の会の清水敏保代表(61)は「上関原発(計画)をつぶすまで、連帯して頑張ろう」と呼び掛け。8月に再稼働した四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)に反対する愛媛県議たちも姿を見せた。参加者は集会アピールを採択後、のぼりを掲げてデモ行進。「きれいな海を守ろう」などと訴えて歩いた。

(2016年10月24日朝刊掲載)

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