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「日韓の友好構築 学生交流が貢献」 李俊揆駐日大使 広島修道大で講演

 韓国の李俊揆(イ・ジュンギュ)駐日大使が1日、広島市安佐南区の広島修道大で日韓の学生たちを前に講演した。両国の友好関係の構築に向け、「学生同士の交流が大きく貢献する」と期待を込めた。

 韓国の研究者を含め、約250人が参加。李氏は、歴史認識問題を背景に冷え込む日韓関係について、「相互の信頼と理解を基に、共存共栄を図れる分野で拡大すべきだ」と強調。9月に5回目の核実験を強行した北朝鮮への対応や、エネルギー政策での連携を例に挙げた。

 講演は、中国地方の研究者たちでつくる「広島韓国フォーラム」の設立に向けたセミナーが同大であったのに合わせ、在広島韓国総領事館(南区)が主催した。講演に先立ち、研究者や学生同士で研究テーマなどについて意見を交わし、李大使もあいさつした。フォーラムは広島県をはじめ中国地方と、韓国の大学の学術交流などを進める目的で来年以降の発足を目指す。(和多正憲)

(2016年11月2日朝刊掲載)

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