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韓国駐日大使 慰霊碑に献花 広島の平和公園

 広島市を訪問中の韓国の李俊揆(イ・ジュンギュ)駐日大使が2日、平和記念公園(中区)で慰霊碑に献花し、朝鮮半島出身者を含む犠牲者を追悼した。

 7月に着任し、同公園を初めて訪れたという李氏は、徐張恩(ソ・ジャンウン)駐広島総領事の案内で韓国人原爆犠牲者慰霊碑と原爆慰霊碑に花を手向けた。原爆資料館では、廃虚となった爆心地周辺の模型や、黒焦げの三輪車などの遺品に沈痛な面持ちで見入っていた。

 李氏は見学後、記者団に「核の威力を肌で感じた。このような残酷な戦争が二度とないように祈る機会になった」と語った。中国地方の研究者らが設立を目指す「広島韓国フォーラム」の準備セミナーに合わせ、この日まで2日間の日程で広島市を訪れた。

(2016年11月3日朝刊掲載)

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