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「安全性未確認」岩国市は承認撤回を 住民団体申し入れ F35岩国配備

 岩国市の米海兵隊岩国基地の機能強化に反対する住民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」は4日、同市の福田良彦市長が承認したステルス戦闘機F35Bの岩国基地への配備計画について、市に承認撤回を申し入れた。

 桑原清共同代表たち4人が市役所を訪れ、高田昭彦基地政策担当部長に文書を手渡した。桑原共同代表たちは、9月23日に米国で空軍仕様のF35Aの機体後部から出火する事故があったとし、「原因究明もせず共通部位のあるF35Bの安全性が確認できるのか。国に確かめておらず行政の怠慢」と非難した。

 高田部長は、国からの説明や米アリゾナ州のユマ基地視察などを通じ「F35Bの全体的な安全性は確認している」と答えた。

(2016年11月5日朝刊掲載)

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