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神戸の中学生に活動紹介 広島でジュニアライター

 平和をテーマに取材・活動している中国新聞ジュニアライターが、平和研修旅行で被爆地広島を訪れた甲南女子中(神戸市東灘区)の生徒と、広島市中区の中国新聞ビルで、平和学習やジュニアライター活動などについて意見交換した。

 中学1年~高校3年のジュニアライター11人と、同中2年の19人が参加。五つのグループに分かれて、交流した。

 甲南女子中の生徒は「ジュニアライターとして活動して、平和への思いは変わったか」と質問。ジュニアライターは「『戦争』に反対、というだけでなく、いろんな平和の形がある、と考えるようになった」「より真剣に被爆者の話を聞くようになった」と答えていた。「何を伝えたいか」の問いには「原爆で苦しんでいる人が今もいる。昔のことでなく今の問題だ、と訴えたい」と話していた。

 「平和学習の授業はあるか」とのジュニアライターの質問に、甲南女子中の生徒は「この旅行に向けて週1回学んだ」と回答。見学した戦争博物館「大阪国際平和センター(ピースおおさか)」の説明や、同中高が毎年作っている「第2校歌」に、戦時中は「聖戦」「皇国」といった言葉が入っていたことなどを紹介した。

 同中の大野稜子さん(13)は「大人より話しやすい。ジュニアライターの活動を通して平和への考え方が具体的になった、と聞いて面白かった。私も平和についてもっと勉強したい」と話していた。(二井理江)

(2016年11月7日朝刊掲載)

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