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上関建設免許延長 国交省に不服請求 山口県議6人

 中国電力が山口県上関町での上関原発建設計画で申請した海を埋め立てる免許延長を許可した村岡嗣政知事の判断は違法として、計画に反対する山口県議6人が8日、国土交通省に許可取り消しを求める行政不服審査請求をしたことが明らかになった。請求は4日付。

 公有水面埋立法を所管する国交省水管理・国土保全局水政課に申し立てた。請求書では、県は県議会定例会の一般質問で、国のエネルギー基本計画が重要電源開発地点の指定よりも上位にあると認めたと主張。基本計画では原発新増設について記述がないのに、県が「上関原発が(国の)重要電源開発地点に指定されている」との根拠で許可したのは違法としている。

(2016年11月9日朝刊掲載)

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