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旧軍港4市 共通マーク 呉・横須賀・佐世保・舞鶴 日本遺産アピール

 海軍鎮守府の置かれた地として日本遺産の認定を受けた呉市など旧軍港4市が9日、共通のシンボルマークを発表した。漫画家で呉市の大和ミュージアム名誉館長を務める松本零士さんがデザインした。

 マークは四つのいかりと市名を円形に配置した。基本はモノクロで、使う場面に合わせて色を付けることもできるよう配慮した。官民問わず行事や広報物に使って、日本遺産をアピールする。

 認定されたのは、呉市のほか神奈川県横須賀市、長崎県佐世保市、京都府舞鶴市。この日は4市でつくる振興協議会が、呉市役所で会議を開き、マークの採用を決めた。呉市の小村和年市長は「4市の連携、絆をより深める象徴にしたい」と話している。

 4市は11、12日に東京でPRイベントを開き、年明けには、共通のガイドブックを作製する。協議会では2017年度以降、観光ガイドの人材交流や統一様式の案内板の整備を進める計画も決めた。(見田崇志)

(2016年11月10日朝刊掲載)

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