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高校生平和大使募る 若い視点で核廃絶訴えよう 派遣委

 国内外で核兵器廃絶を訴える来年度の高校生平和大使の募集が10日、始まった。広島、長崎両市を拠点にする派遣委員会が、広島県枠の3人を含めて全国で約20人を募っている。

 大使は来年8月時点で高校生であることが条件。面接や小論文で選ばれる。6月に就任後、8月にスイス・ジュネーブへ派遣され、国連欧州本部の軍縮会議で英語でスピーチする。国内外で署名集めなどもする。

 今回は第20代の節目。派遣委の小早川健共同代表(65)は「活動の中身が問われてきている。国際情勢にかかわらず、愚直に廃絶を訴える気概を」と求める。

 研修を増やすため、広島県では例年5月の選考を前倒す予定で、時期や会場を今後詰める。6月の結団式まで平和学習・活動などへの参加を求めるという。

 12月末までは長崎市の平和活動支援センターで全国の応募を受け付ける。来年1月以後は広島県内など各選考地を窓口にするが、場所や締め切りは未定。同センターTel095(822)5253=平日午前9時~午後5時。(坂本顕)

(2016年11月11日朝刊掲載)

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