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戦没者追悼式 市が協力 安芸高田 遺族会員が高齢化

 安芸高田市戦没者追悼式・平和祈念式典が10日、同市吉田町のクリスタルアージョであった。市遺族連合会が3年に1回、追悼法要として開催してきたが、会員の高齢化で、今回から市が協力する形で初めて実施した。

 会場には遺族や関係者たち約80人が参列。1分間の黙とうをし、献花台に白菊を手向けて戦没者の冥福を祈った。佐々木正紀会長(76)は「紛争やテロがまだある中、恒久平和実現のために力を尽くしたい」とあいさつした。

 同会には現在、約200人が所属。佐々木会長は「高齢化で参列が難しい会員も増えている。新たな形で継承したい」と話し、幅広い市民の参加も募りながら、毎年開催を検討していくという。(山成耕太)

(2016年11月11日朝刊掲載)

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