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アジアの学生と折り鶴交流 安田女子大生 「母国で広めて」

 インドやタイ、ベトナムなどアジア12カ国の学生たち24人が11日、広島市安佐南区の安田女子大を訪れ、日本の伝統文化や平和学習を通じて同大生と交流した。外務省の招聘(しょうへい)プログラムの一環。

 同大英語英米文学科の学生が、被爆して12歳で亡くなった佐々木禎子さんをスライドで紹介。禎子さんも作った折り鶴に挑戦し平和構築へ意見を交わした。書道も体験し、約12平方メートルの布に「平和」や「愛」と書いた。

 シンガポール工科大3年アミラ・リヤナ・レデゥワンさん(23)は「平和を希求し、伝統を守る姿勢に感銘を受けた」。同学科3年大宮真琴さん(21)は「禎子さんの祈りを母国で広めてほしい」と願った。8日に来日した一行は、被爆者と交流し、宮島(廿日市市)も散策。15日までに帰国する。(木原由維)

(2016年11月12日朝刊掲載)

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